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WORK INTERVIEW 仕事を知る インタビュー

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製薬企業と連携し
「万全の流通管理」を実行

安全に薬を使用していただくために、
とても責任のある役割だと考えています。

  • N.R さん
  • 入社:
    2018年(新卒)
    職種:
    流通管理 リーダー
    所属:
    BPO部 第1BPOグループ
    流通管理Aチーム

Interview

第1BPOグループ 流通管理Aチームの業務内容

正しい知識を持った先生や薬剤師のもとで製剤が適切に使用されるように、医療の一端を担う一員として流通を管理するのが私たちの役割です。薬によっては副作用や依存性があるため、適切に使用されないと患者さまに危険が及ぶ恐れがあります。そういった薬に関しては、「使用してはならない患者さま」に渡らないよう、製品ごとに流通制限が設けられています。このように、クライアントである製薬企業とコミュニケーションを取りながら徹底した仕組みをつくり、チームメンバーと一緒に手順書に則って業務を遂行しています。

薬局や病院でもらえる薬は製薬企業から直接納品されるのではなく、薬局や病院から「特約店」と呼ばれる卸会社に注文し、納品されています。流通制限が設けられている製剤に関しては注文が特約店に入ったら「納品しても良いか」という確認依頼がくるので、条件にもとづいて納品しても良いかを判断・回答し、その一連の連絡内容をシステムに打ち込んで処理する――というのが主な業務(流通管理業務)です。

なお、この判断において「納品不可」となった場合、そのままでは患者さまがその薬を使用することはできません。そのため、担当のMRと連携を取って納品可能条件をクリアするためのプロセスを経ることもあります。

仕事で感じるやりがいや達成感

納品連絡書の処理業務においては、基本的に「納品可」または「納品不可」という二つの選択肢しかありません。そのため、「判定結果を間違えずに回答しなければならない」という緊張感がありますね。適切に回答する意味でも、運用フローを固める段階でクライアントの要望を確実に把握し、的確な仕組みづくりを心がけています。患者さまに安全に薬を使用していただくために、とても責任のある役割だと考えています。

運用手順が決まったら、次は判定を行う専用システムの構築内容を検討しなければなりません。業務上、システムへの情報入力や特約店へのFAX対応といった人の手を介する作業はダブルチェック体制を採用していますが、肝心のシステム精度が低ければその努力も水の泡となってしまいます。

入社してすぐの頃はシステムに関する知識もまったくなく、他部署の開発担当者に依頼することが非常に困難でした。ですが、今は少しずつ理解できるようになってきました。コミュニケーションを取りながら開発の方向性を確認したり、システムが支障なく稼働するかどうか双方で入念に確認したりしながら、無事に運用が開始されたときは非常に達成感があります。

特に注力していること

納品連絡書の処理業務は、チームのものを合わせると1日で数百件にのぼることもあります。私たちの部署は派遣の方を含めると20人程度の規模になるのですが、全員が同様に業務をこなすことが求められるので、そのための品質向上に力を注いでいます。

「システムを操作しながら正しいやり方を伝え、実際にやりとりを見ながら気になった箇所について確認や指摘をする」という流れが基本のOJTになりますが、それとは別に、「教育に慣れていないメンバーに教育担当をお願いする」という取り組みもチームで行っています。業務を知らないメンバーに一から教えることにより、自身の理解や学びにつなげるためです。もちろん、教育担当になる上では、ある一定の水準まで問題なく一人で対応できることが前提ですし、「どこまでやってほしいか」「どの状態に引き上げてほしいか」は互いに共有しています。教育担当者に対しては、振り返りや面談の時間を作りながら精度を高めていくことを意識しています。

EPファーマラインの魅力

この会社の好きなところは、挑戦できる環境です。私の場合は偶然もありますが、先輩が産休や異動などでいなくなってしまい、自分で考えて決める機会が多くありました。そういった環境の中で、自分がやりたいことは基本的にやらせてもらえていると感じています。
また、EPファーマラインは男女比で6割を超えるほど女性が多いというのが特徴です。チーム平均年齢は20代後半から30歳前半で、ちょうど結婚や出産が多いタイミングですね。産休や働き方の変更による異動が少なくないので、後輩は「自分は何をやらなければならないのか」「どうすれば業務をうまく引き継げるのか」を自然と意識しており、何かあれば先輩に確認できる関係性ができています。女性同士で気楽に話しやすい環境なので、コミュニケーションを含めてとても働きやすいですね。

挑戦したいこと

現状に満足せず、少しでもメンバーが働きやすいような環境をみんなで作ることが目標です。業務ごとにマニュアルや“虎の巻”を整備したり、新しく入った方と定期的に業務習熟度を振り返る面談を実施したりしており、メンバーの成長を互いに感じることが日々の励みにもなっています。周囲との意思疎通の大切さはつねづね身に染みているので、社内では業務への関係のあるなしにかかわらず、いろんな人とコミュニケーションを取りながら「楽しく過ごす立ち回り」を意識しています。

先輩方からは「こうなってほしい」という期待を持っていただいているので、その期待に応えたいなと思っています。その理想をより具体的にイメージできるようになっていくのが「成長」かもしれないので、ステップアップできるよう業務に励んでいきたいです。現在は採用面接に参加することもあるのですが、人前で話すのが少し苦手なので、もっと場数を踏んで不得意を得意にできたらいいですね。

新卒の方へのメッセージ

私のチームで流通管理をしているのは、20製剤ほど。基本的に一つの薬に対して一つの流通管理の窓口があるので、製剤と同じ数の業務があります。各業務については対応者を固定していないので、自身と周囲のメンバーのタスク状況を把握しながら積極的に「われこそは!」と手を挙げられる方ならマルチに活躍できると思います。

社員としては、納品連絡書の処理などの通常業務に加えて、主担当業務の仕組み作りや関連資料の作成、メンバーへの教育などを同時並行する必要があります。決められた運用に即して的確な状況判断ができ、マルチタスクに優先順位をつけながら着実に行動できる力を持っている方には、ふさわしい職場環境ではないでしょうか。

Profile

2018年に新卒で入社。流通管理業務に従事し、持ち前の素直さで多くの方からのアドバイスを吸収し、いち早くチームに貢献できるように成長した。難易度の高い案件も根気強く、確認・調整を行うことで安定した医薬品流通の実現に貢献してきた。2021年にチームのリーダーに任命され、後進育成にも力を注いでいる。

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