医薬品情報管理の
プロとしてできること
薬の情報を通して「つなぐ」という役割に
大きなやりがいを感じています。
- S.M さん
-
- 入社:
- 2021年(新卒)
- 職種:
- メディカルコミュニケーター
- 所属:
- コールセンター部 第7CCグループ
Interview
EPファーマラインに入社したきっかけ
大学の薬学部では薬局と病院でそれぞれ実習をすることになっているのですが、5年生のときに病院の実習でDI(ドラッグインフォメーション/医薬品情報管理)の業務を体験し、薬に関する情報を調べながら問い合わせ相手である医師を正しく導くという業務に魅力を感じたのがきっかけです。それ以来、「将来携わりたいな」と思っていたのですが、病院のDI部門はとても狭き門で、経験もすごく必要だと聞きました。しかも、就職したとしてもその部署に配属される保証はなく……。
EPファーマラインのことを知ったのは、ちょうどそういったことについて悩んでいるタイミングだったと思います。「メディカルコミュニケーターとしてDI業務に携われる」というところに魅力を感じ、この会社を選びました。
DI業務の重要性と存在意義
病院ではさまざまな医薬品を取り扱っているため、現場の薬剤師や医師がすべての薬に関する情報を把握しておくのは難しいと言えます。そこで重用されているのが、医薬品情報管理専門のDI担当者、つまり私たちメディカルコミュニケーターです。
製薬企業には、添付文書に則って適正に使ってほしいという意向があります。しかし、添付文書の記載における先生の解釈が、製薬企業の意向と違うことも結構あるんですよね。そういった認識のズレをすり合わせることで患者さまにとって安全な使い方を理解・実践してもらい、治療でより良い効果を感じてもらえるように導くのがメディカルコミュニケーターの主な役割だと考えています。
コールセンターには、患者さまからの問い合わせも多くあります。お話をうかがうなかで、「あまり良くない飲み合わせをしている」ことが分かるケースもあります。そういったときには不安に寄り添い、傾聴を意識しながら主治医などへの相談を促します。DI業務を通じて製薬企業と医療現場、その先の患者さまを「つなぐ」という役割に、大きなやりがいを感じています。
チームの仕事内容
医薬品情報提供のコールセンターでオペレーションをしています。私が所属しているチームは領域ごとに担当者を分けるといった体制を取っておらず、全員がすべての製品に対応しています。取り扱う製品数が非常に多いので、製品の勉強に勤しむ日々ですね。
医療機関の先生から電話で質問を受け、資料を調べて回答するというのが主な業務内容です。電話を終えたら応対内容の記録を作成し、クライアントである製薬企業に報告。回答する際には、FAQやインタビューフォームなどを使用します。対応中にすぐ回答できなかった場合は時間をいただき、確認できたら折り返しの連絡をします。しっかりした回答が求められるので、先輩や上長に内容を添削してもらいながら、正しい内容を伝えるようにしています。
私たちは、医薬品情報管理のプロとして常に最新の情報をお伝えしなければなりません。日々アップデートされる情報を把握するために、対応している以外の時間は学習に充てています。また、チーム内の全員が同じ知識を持って対応する必要があるため、共用する資料の整理や知識をすり合わせる勉強会なども行っています。
成長を感じる瞬間
「情報提供」という言葉を見ると、「情報を正しく伝えることが重要」だと思われがちです。私もそう思っていましたが、実際に業務に携わってみて、「相手の知りたいことは何なのか」を汲み取り、それを明確にしていくために自ら質問を投げかけるという行為のほうがより大切だと気づきました。
最初は、抽象的な質問に対して自分流の解釈をしてしまうことがありました。例えば、「投与方法について知りたい」と言われたときに、「投与速度について聞きたいのかな」と考えて回答していた感じですね。でも、先生はあまり納得していない様子でした。そこで、具体的に知りたいことを明確にしてからお伝えするようにしたら、納得のいく答えを導けることが多くなったんです。自ら一歩踏み込んで相手の状況に応じた回答や情報提供ができるようになったとき、成長を実感しました。
EPファーマラインの魅力
同僚のみなさんに質問しやすいのがこの会社のすてきなところですね。業務としてはそれぞれが個人で電話を担当するのですが、自分が対応してなくても、とても親身になって相談を聞いてくれます。「電話対応に困ってるな」と感じ取って声を掛けてくれたり、電話中に回答を教えてくれたりする先輩も本当に多いんです。
そういう先輩方の姿を見ていると、チームで助け合おうという意識が高まりますね。私も、できるだけ他の方の会話を聞くようにしています。自分が担当した問い合わせの内容などはスムーズに取り継げるので、そういったサポートを心掛けながらチーム全体で業務を行うようにしています。
挑戦したいこと
私が以前所属していたチームでは、電話対応業務だけでなく、FAQの改定業務も担当していました。必要な情報の追加や修正を都度行うのは大変でしたが、FAQが充実していることで電話対応の精度が格段に上がり、とてもやりやすくなったという経験があります。
その経験から、コールセンター業務は電話応対だけなく資料作成も重要なこと、そしてわかりやすく伝わりやすいFAQの作成は、問い合わせ相手である医師や薬剤師の方のためになることがわかりました。これからは、ともに仕事をするメディカルコミュニケーターにとっても助かるFAQの作成に力を入れていきたいです。
新卒の方へのメッセージ
私が入社してから最も驚いたことが、「チームで仕事をしていること」でした。「自分だけできればいい」ではなく、みんなでひとつの正解を見つけていく。そういった姿勢が、この業務では必要だと日々感じています。
特に苦労した電話対応があっても、次に別の人が苦労しないように情報を活用すればいいと考えています。先輩からも「こうやって調べるんだ」「こういう言い方をすれば安心してもらえるのか」と学べることが多いので、いろんな人と協力しながら自身を高めたいと考えている方にはとても良い職場だと思います。
Profile
2021年に新卒で入社。メディカルコミュニケーターとして、マルチチャネル部に配属。担当していた企業が専任化チームを結成する際に、専任オペレーターとして立ち上げメンバーに抜擢される。
2022年9月に別チームに異動後、相手の知りたいことを的確に伝えられるメディカルコミュニケーターを目指して日々活躍中。
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薬剤師を活かしたメディカルコミュニケーター
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